《慢性膵炎の痛みとむかつきの改善》
慢性膵炎とは、膵臓に慢性的な炎症が続くことで、膵臓の細胞が徐々に壊れ、消化酵素の分泌が低下してしまう病気です。代表的な症状は「みぞおちの鈍い痛み」「背中への放散痛」「食後の膨満感」などです。西洋医学では、痛みのコントロールや膵酵素補充が中心となりますが、炎症や消化機能の低下を根本的に整えることは難しく、再燃を繰り返すことも少なくありません。
漢方では、慢性膵炎を「脾胃の虚弱」「湿熱」「瘀血(おけつ)」などの体質的要因から考えます。過労やストレス、不規則な食事、アルコール、脂っこいものの摂取によって「脾胃」の働きが弱まり、消化が停滞して「湿(余分な水分)」が溜まりやすくなります。そこに炎症の「熱」が加わると、痛みや吐き気が強くなり、慢性的な不快感を生じやすくなります。
症例1:慢性膵炎による痛みとむかつき
- 50代女性 主訴:慢性的なみぞおちの痛みと食後のむかつき
数年前から慢性膵炎を指摘され、脂っこいものを食べるとみぞおちがズーンと痛くなります。最近は消化酵素剤を飲んでも食後のむかつきが取れず、体重も少しずつ減ってきました。痛みが続くことで気分も落ち込み、食事が楽しめなくなっている。
困っている症状
・みぞおちの鈍い痛み、背中に響く
・食後の膨満感とむかつき
・脂っこいものを食べると痛みが悪化
・口が苦い、口の中が粘る
・疲れやすく、手足がだるい
問診と糸練功で確認したところ、お困りの症状は「脾胃の虚弱」と「湿熱(しつねつ)」が原因と考えられました。
症状を改善するために、
①脾胃を整え、消化力を高める漢方薬
②膵臓の炎症による湿熱を取り除く補助薬
をお出ししました。
服用を始めて1週間ほどで、食後の膨満感が軽くなり、むかつきの回数が減ってきました。
2週間後にはみぞおちの痛みが和らぎ、夜の眠りも深くなったとのことでした。
1ヶ月の服用で、食後の不快感はほとんどなくなり、食事量も少しずつ戻りました。
その後は体調維持のために量を減らしながら継続し、6ヶ月後には痛みやむかつきは出なくなりました。
この状態を維持するために、少しづつ量を減らしながら漢方薬を服用しています。
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※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。
