症例

前庭神経炎のめまい

《前庭神経炎後の頭のふらつきとめまいの改善》

前庭神経炎は、内耳と脳をつなぐ前庭神経に炎症が起こり、誘因なく、突然、強い回転性のめまいが生じる病気です。 前庭神経は三半規管や耳石器が感じた姿勢の情報を脳に伝える機能があり、片方の耳に前庭神経の炎症が起こると左右差が生じてバランスが崩れ、めまいが起こると考えられています。非常に激しい症状が出て治るまで数ヶ月かかります。 また、治ったとしても後遺症が残り「めまい(眩暈)」に苦しまれている方が多い病気です。

 

症例1:前庭神経炎後のめまい

50代女性、主訴:めまい・ふらつき

少し前に罹った、前庭神経炎後の頭のふらつきと時々出るめまいで悩んでいます。下の血圧が高いのも少し気になっています。

 

困っている症状

病院の薬を飲んでもめまいが治らない

いつもふらついている感じがする

 

体質と生活習慣

・下の血圧が高く、また血液検査でコレステロール値が高いと言われている

・時々仕事中に症状が悪化する

 

問診と気功(糸練功)で確認したところ、お困りの症状は脾胃の水毒(要らない水の停滞)と気の上昇があると判断しました。

 

症状を改善するために、

①脾胃の水毒を取り除き、気の上昇を改善する漢方薬

血流障害を改善する補助薬をお出ししました。

服用をはじめてから、2週間ぐらいで頭のふらつきが徐々に改善し、ほとんどめまいも起こらなくなりました。現在も漢方薬を服用しながら再発しないように治療を継続されています。

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